概要
a9aは、ゲームやアプリケーションで使用するオーディオアセットに対して、解析・調整・整形・変換といった前処理工程を一貫したワークフローで扱うための Rust 製ツールです。GUIには egui を採用し、CLIも併せて提供することで、手動作業と自動化の双方に対応しています。
主な機能として、ラウドネス正規化、ゲイン調整、フェードイン/アウト、ループポイント設定、フォーマット変換(バウンス)を備え、完成済み音声素材を実運用に適した状態へ最適化します。これらは編集ではなく、アセットパイプラインにおける前処理として設計されています。
GUIでは個別ファイルの確認・調整・試聴といったインタラクティブな作業を効率化し、CLIではバッチ処理やCI/CDへの組み込みによる自動化を可能にします。これにより、開発初期の試行から量産フェーズまで同一の処理基盤で一貫した品質管理が行えます。
また、WAVやOgg Vorbisなど複数フォーマットを統一的に扱い、ビット深度やループ情報といった仕様差異を吸収する設計を志向しています。DAWの代替ではなく、音声素材を“使える状態に仕上げる”ことに特化した、制作現場向けの実務ツールです。